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【日本古典】竹取物語①【かぐや姫】

竹の中から女の子が

その昔、竹取の翁(おきな、じいさんの意)という人がいた。
山で竹を取ってきて雑貨に加工して生計を立てていた。
本名は讃岐造(さぬきのみやつこ)といった。

竹取は身分の低い職業とされている。
本名の造は「宮つ子」とも言い、公務員を意味する。
ひょっとしたら翁は竹林を管理する下層役人だったのかも知れない。

ある日のこと、翁は根元が光る竹を見つけた。
中を覗いてみると10㎝ほどの可愛らしい女の子がいたので、
「この子を我が子として育てよう」
と連れて帰って妻の媼(おうな、ばあさんの意)に事情を話して、二人で大切に育てることにした。

Taketori_Monogatari_1.jpg
(Wikipediaより引用)

中世に生じた竹取物語の別のバージョンでは、竹そのものではなく、竹林に住む鶯(うぐいす)の卵から生まれたというストーリーものもある。



翁、金持ちに

女の子を我が子にしてからというもの、翁は黄金が詰まった竹をたびたび発見するようになった。
みるみる翁は金持ちになる。

女の子の方はまるで竹のように急速に成長し、わずか3ヵ月で立派な大人の女性になった。
そこで老夫婦は娘の成人式を執り行うことにした。

この時代の女子の成人式は髪上げと裳着である。
髪上げとは垂れている髪を結い上げるもので、裳着とは裳というスカートのようなものを着用することである。

600PX-~1
江戸時代・19世紀制作の裳(Wikipediaより引用)

また夫婦は三室戸斎部(みむろといんべ)の秋田なる人物に女の子の命名を依頼した。
秋田は女の子を「なよ竹のかぐや姫」と名付けた。
細くてしなやかな竹のような、光り輝く姫という意味であろう。
翁公務員説によると、秋田は上司ではないかと言われている。

命名の祝宴は3日間ぶっ通しで盛大に行われ、誰でもオールフリーで参加できたそうだ。


不審者大集結

美しく成長したかぐや姫は瞬く間に世間の評判となり、
屋敷にはかぐや姫を一目見ようとする人々が昼夜を問わずたくさん集まるようになった。

かぐや姫はなかなか人前に姿を表さないので、中には垣根や門に穴を空けて中を覗こうとする馬鹿者も続出した。

この不審者の中に一向に諦める気のない五人の貴公子がいた。
その名は石作(いしつくり)の皇子、庫持(くらもち)の皇子、右大臣の阿部御主人(あべのみうし)、大納言の大伴御行(おおとものみゆき)、中納言の石上麻呂足(いそのかみのまろたり)といい、いずれも有名なプレイボーイたちだ。

皇子、大臣、大納言、中納言という当時の社会階層の最上位のやんごとなき人たちである。

この五人は大層かぐや姫に執心したようで、返事もないのにラブレターを送ったり、冬も夏も雷雨の中も寝食を忘れて翁の屋敷に通い詰めたり全力でストーカー行為に走った。

翁は、高貴な方々がここまで求婚してくるのだからその中の誰か一人をかぐや姫が選んで結婚してほしいと思い、姫を説得した。

かぐや姫はあまり乗り気ではなかったようで、翁がそこまで言うなら検討するけど、五人の方の愛情の深さを確かめさせてもらうと言った。


かぐや姫のエクストリームアルティメット試練

彼女は男たちにとんでもないプレゼントを要求する。
持って来れたら結婚してやるよということだそうな。
五人の貴公子に課されたかぐや姫からの試練は以下の通り。

石作の皇子:仏の御石
※ガウタマ・シッダールタが使った食器。インドにあるのか!?

庫持の皇子:蓬莱の玉の枝
※東の海上にある蓬莱(ほうらい)という伝説の島に生える木には宝石がなるらしい。そもそも蓬莱にたどり着くこと自体がインポッシブルw

右大臣阿部御主人:火鼠の皮
※火鼠(ひねずみ)とは中国のUMA(未確認動物)で、燃え盛る山に住んでる。ただし水をかけたら死ぬ。

大納言大伴御行:龍の首の珠
※龍の首には五色に光る珠があるそうな。これがドラゴンボールか。

中納言石上麻呂足:燕の子安貝
※燕(つばめ)が出産の際に生むという貝。正体はタカラガイの一種だが燕はこんなもの生まない。

それぞれに個別の課題を出すところが最高に意地が悪い。鬼である。
この超絶難易度のクエストにはさすがの翁も五人の貴公子も唖然。
しかしプライドの高い五人の貴公子は互いの意地をかけてこのお使いに挑む。


彼らに待ち受ける運命とは!?
続く!


  

〈参考資料〉
  

フリー百科事典Wikipedia

〈関連記事〉
【日本古典】竹取物語②【かぐや姫】

【日本古典】竹取物語③【かぐや姫】

【日本古典】竹取物語④【かぐや姫】

【日本古典】竹取物語⑤【かぐや姫】

【日本古典】竹取物語⑥【かぐや姫】
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ジャンル : 学問・文化・芸術

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