スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。




にほんブログ村 歴史ブログ 世界史へ
にほんブログ村

にほんブログ村 歴史ブログ 神話・伝説へ
にほんブログ村

にほんブログ村 歴史ブログ 歴史学・歴史理論へ
にほんブログ村

【グリム童話】子どもたちが屠殺ごっこをした話【削除された話】



フリースランド(現在のオランダ)のフラネッカーという街で起きた事件。

5、6歳の子供たちが屠殺ごっこをしようとしました。
ある男の子は肉屋の役に、
別の男の子は豚の役に、
ある女の子は料理番の役に、
別の女の子は料理番の下働きの役になりました。

肉屋の役の子が、豚の役の子の喉をナイフで掻き切り、
料理番の下働きの役の子が溢れ出す血を小皿で受けました。

そこへ市参事会(中世都市の議会)の議員さんが通りかかって、
この惨事を目の当たりにしてびっくり仰天。

肉屋の役の子は議会に連れていかれ、然るべき処置を受けることになりました。
しかし年端のいかない子供のしたこと。
大人たちはどうしたものか頭を抱えました。

議員の中に一人の賢い老人が居てこう提案しました。
「男の子にリンゴとグルデン金貨を見せて一方を選ばせよう。
リンゴを選んだなら無罪放免。金貨を選んだなら分別がついたはずなので死刑にしよう」

男の子は笑いながらリンゴを選び何の罰も受けずに済みました。

Fiorino_1347.jpg
フローリン金貨(Wikipediaより引用)





ある男の子が、パパが豚を屠殺するのを真似して弟の喉をナイフで刺しました。
その時ママはまだ赤ちゃんの末っ子をお風呂に入れていましたが、
悲鳴が聞こえたので慌てて駆け寄ってきました。
弟が殺されたのを見てママは激怒し、男の子のナイフを奪って心臓を刺し貫きました。
そして赤ちゃんをお風呂に入れたままだったのを思い出して風呂に戻ったら、赤ちゃんは既に溺死していました。
ママは絶望して首を吊りました。

それからパパが帰宅しましたが、みんな死んでるのを見て発狂し、間もなく死にました。
一家は全滅しましたとさ。


あまりに悲惨すぎたので初版にしか載っていないお蔵入りストーリー。

Ⅰの話は地名も具体的だし実話くさいなw
日本にも井原西鶴の『善悪二つの取物』という類話がある。
いずれこちらも紹介したい。

Ⅱも非常に陰惨な話ではあるがその反面、人生オワタ\(^0^)/的な疾走感と爽快感があるなあ。

子供ってこういう話好きだよねwひなまつりの替え歌とかw


  


<参考資料>



フリー百科事典Wikipedia


<関連記事>

【江戸文学】善悪二つの取物【子どもたちが屠殺ごっこをした話類話】

【グリム童話】コルベスさま【猿蟹合戦類話】

【グリム童話】トゥルーデおばさん【グレートマザー】
スポンサーサイト




にほんブログ村 歴史ブログ 世界史へ
にほんブログ村

にほんブログ村 歴史ブログ 神話・伝説へ
にほんブログ村

にほんブログ村 歴史ブログ 歴史学・歴史理論へ
にほんブログ村

テーマ : 昔話
ジャンル : 学問・文化・芸術

【日本古典】竹取物語④【かぐや姫】

<前記事>
竹取物語①
竹取物語②
竹取物語③


では次の挑戦者入場!


【挑戦者】
右大臣 阿部御主人(あべのみうし)

元ネタとなった人物はそのまんま阿部御主人(635年~703年)という飛鳥時代の人物。
壬申の乱では大海人皇子側に付いて活躍したらしい。
ちなみに阿部一族のメンバーとしては中国に留学したまま帰れなくなり、「天の原 ふりさけみれば 春日なる 三笠の山に いでし月かも」と故郷を詠った阿倍仲麻呂や、だいぶ後の子孫で日本最強のデビルサマナー安倍晴明なんかが有名である。


【依頼品】
火鼠(ひねずみ)の皮衣
中国の伝説上の生き物。
その生息地はインドであるとも西域(中央アジア)であるともインドネシアの火山であるとも言われており、
その皮で作った布は耐火性にすぐれていて、汚れても焼けば綺麗になるため「火浣布」と呼ばれる。

Ryoan_Kaso.jpg
『和漢三才図会』の火鼠(Wikipediaより引用)


中国の古典『神異経』や 『十洲記』、日本の『和漢三才図会』などにその記述がある。
またマルコ・ポーロの『東方見聞録』に「火蜥蜴(サラマンダー)の皮」なるアイテムの記述があり、火浣布と似ていてどちらも石綿(アスベスト)説があるw

fire_salamander002.jpg
サラマンダー(THE ANIMALSより引用)



以前のクエスト挑戦者は偽物を拾って来たり、それらしい偽物を制作したのだがこの阿部御主人はどうしたかと言うと、人に頼んで買ってきてもらうことにしたw
阿部一族は金持ちだったしある意味正攻法w

阿部御主人は王慶なる中国の貿易商人と懇意だったので、信用する小野房守なる部下に資金を持たせて中国の王慶の元へ派遣した。

王慶は「火鼠の皮衣はインドにあるかもw探してみるわw」とか何とか言って次々と資金の追加を要求した。
結局昔インドから来た坊さんが持ってきたものが中国西部の寺にあったそうでそれを買い取って日本に配達される運びとなった。

届いた皮衣は紺青色で、毛の先端は金色に輝いて大層美しかった。
阿部御主人は感激して中国の方向に土下座で拝みまくったそうな。
当時の中国は超大国で文化も進んでたし日本人も憧れたんだろうなw

さて、阿部御主人はこの皮衣を抱えてかぐや姫を訪ねた。
もう結婚したも同然のつもりである。

しかし姫は「本物か確かめるために焼いてみましょうw」とか言い出して皮衣は盛大に燃やされてしまった。
阿部御主人は大枚はたいて偽物を掴まされたのだった。

こうしてかぐや姫への求婚を遂げることができずしょんぼりと帰っていく阿部御主人を見て、
目的を果たせなかったことを「あへなし(阿部無し)」と言うようになったとさ。


  

〈参考資料〉
    

フリー百科事典Wikipedia

桔梗屋旅館

〈関連記事〉
【日本古典】竹取物語①【かぐや姫】

【日本古典】竹取物語②【かぐや姫】

【日本古典】竹取物語③【かぐや姫】

【日本古典】竹取物語⑤【かぐや姫】

【日本古典】竹取物語⑥【かぐや姫】



にほんブログ村 歴史ブログ 世界史へ
にほんブログ村

にほんブログ村 歴史ブログ 神話・伝説へ
にほんブログ村

にほんブログ村 歴史ブログ 歴史学・歴史理論へ
にほんブログ村

テーマ : 昔話
ジャンル : 学問・文化・芸術

【日本古典】竹取物語③【かぐや姫】

<前記事>
竹取物語①
竹取物語②


さて次の挑戦者はこちら。


【挑戦者】
庫持(くらもち)の皇子

藤原不比等(659~720)がモデルと言われている。
彼は大化の改新で活躍した中臣鎌足の二男。
母親の姓が「庫持」で、天智天皇の落胤説があった。

父親が有名なのでそんなに苦労せずに後の藤原氏一極支配の基盤を築いたかと思いきや、
幼少の頃の壬申の乱で藤原氏は負けた側(近江朝)についたため一族は没落しており、
後ろ盾のないどん底から這い上がったなかなかの苦労人である。


【依頼品】
蓬莱(ほうらい)の玉の枝

中国の伝説によると東の海上に蓬莱なる幻の島があるとされ、
仙人が住んでたり、不老不死の薬があったりするボーナスステージ的な場所である。
そこには根が白銀、茎が黄金、実は白玉(真珠)の木が生えてるらしい。

800px-Penglaige.jpg
中国蓬莱市の蓬莱閣(Wikipediaより引用)



前記事で紹介した石作の皇子は拾ってきた器を依頼品と偽ったが、
この庫持の皇子は金持ちだったそうで、金に物を言わせて自作することにしたw

朝廷に対しては「九州の温泉で療養してきます」と休みを取り、
かぐや姫に対しては「蓬莱探してきます」と伝えて難波(大阪)の港から出航した振りをした。
そして優秀な技術者をかき集めて秘密の工房を設けて、製作に乗り出した。

そしてそれらしい作品が完成したら箱に納めて船で帰ってきた風に装った。
このことは大層評判になり「庫持の皇子が優曇華(うどんげ)の花を持ち帰った」とちょっとずれた噂になった。
優曇華の花とは仏教の伝説で、3,000年に1度咲く花らしい。

皇子が完璧な品を持ってきたためかぐや姫はぐうの音も出ず、
翁はノリノリで二人のベッドメイキングをする。

皇子は調子に乗って手に入れるまでの苦労話(もちろん嘘)を延々とした。
これがまた長いwまるでトロイア戦争の英雄オデュッセウスの冒険譚ばりの一大スペクタクルである。
蓬莱で出会った天女が「私の名はうかんるり」と名乗ってスッと消えるくだりが意味深で不気味なんだけど、
ストーリーには影響しないので省略するぜ!


翁はすっかり信じ込んで「なんて苦労をして来られたのだ」と号泣である。
かぐや姫ももはやこれまでかと覚悟を決めかけたその時、6人の男が屋敷に乱入してきた。

6人の男たちが言うには彼らは皇子に雇われた技術者で、
3年も玉の枝制作のために働いたというのにまだ給料がもらえてないとのことだった。

偽物であることがバレれ皇子は頭が真っ白になり、翁は気まずくなって寝たふりw
かぐや姫は大喜びで技術者たちにたくさんの褒美を渡した。

皇子は帰り道に技術者たちを捕まえてフルボッコにした上に褒美を取り上げたそうな。
ひどすぎw


ちなみに有名な同人ゲーム「東方」には、藤原不比等の娘とされる「藤原妹紅」というキャラが登場する。



父親に恥をかかせたかぐや姫をモデルとした蓬莱山輝夜姫とは犬猿の仲らしいw



  

〈参考資料〉
  

フリー百科事典Wikipedia

桔梗屋旅館

〈関連記事〉
【日本古典】竹取物語①【かぐや姫】

【日本古典】竹取物語②【かぐや姫】

【日本古典】竹取物語④【かぐや姫】

【日本古典】竹取物語⑤【かぐや姫】

【日本古典】竹取物語⑥【かぐや姫】



にほんブログ村 歴史ブログ 世界史へ
にほんブログ村

にほんブログ村 歴史ブログ 神話・伝説へ
にほんブログ村

にほんブログ村 歴史ブログ 歴史学・歴史理論へ
にほんブログ村

テーマ : 昔話
ジャンル : 学問・文化・芸術

管理人

げそ

Author:げそ
世界史好きな社会人4年生。更新滞っててすんません。

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
おすすめのもの
アフィです。
うっかり買ってしまったら悪徳管理人の懐が温かくなります。
注意してください。




塩野七生の新刊。


ビザンツ皇女の物語。児童文学だけど大人が読んでも読みごたえがあります。


ビザンツの女たちの様々な生き様。


ビザンツ初学者はまずこれを読んでみて。




地理的要因が世界史に与えた影響とは。




11世紀の北部ヨーロッパを舞台にしたヴァイキング漫画。個人的に今最も熱いです。


マケドニアの知将エウメネスが主人公の漫画。


真・女神転生シリーズ6作目。神話好きにおすすめ。
ブログの更新率
更新率の詳細
リンク
管理人の読書履歴
Powered By ソーシャルライブラリー
FC2カウンター
FC2カウンター
現在の閲覧者数:
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
学問・文化・芸術
902位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
歴史
103位
アクセスランキングを見る>>
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

QRコード
QRコード
RSSリンクの表示
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。