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【ギリシャ神話】王様の耳はロバの耳【イソップ寓話】

さて今日は伝説の錬金術師ミダス王の後日譚。

例の一件以来光物が大嫌いになったミダス王はナチュラル系に目覚め、自然と共に生きようとド田舎に引っ越しました。

ここで友達になったのが羊と羊飼いの神様パンである。

250px-PanandDaphnis.jpg
羊飼いに笛の演奏を指導するパン(Wikipediaより引用)


下半身が羊で角が生えてて擬人化萌えを先取りしたようなキャラデザだけどおっさんの誰得なキャラである。
あと笛が上手い。


どんな経緯か知らないが、ある時パンと太陽神アポロンが音楽対決をすることになった。
審判は山の神トモーロスが務めた。

パンの葦笛は確かに素晴らしいのだが、やはり音楽の神でもあるアポロンには敵わなかったようだ。
審判も集まったギャラリーたちも全会一致でアポロンの勝利を宣言しようとしたその時、よせばいいのにミダス王だけはパンを支持して譲らなかった。

ちょおまw死にたいのかw
アポロンは「そんな音痴な耳はロバの耳と同じだ」とミダス王の耳をロバの耳にしてしまった。
ちょっと大人げないねw

ミダス王はこの耳が大層恥ずかしかったようでこの日以来、帽子で隠して何とか人に見られないように過ごす。
ファンタジーの世界だから別にいいじゃんwお友達も山羊の角生えてるんだしw

どうにか耳を世間の目に晒されないようにしてきたミダス王だけれども、散髪の時だけはそうもいかない。
お抱えの床屋に「口外したら殺す」と念を押してヘアーカットしたものの、床屋はこんな面白いネタを知ってしまったら誰かに言いたくて仕方がなくなってしまう。

でも誰かに言ったら王様にぶっ殺されるので、仕方なく地面に穴を掘って床屋は叫んだ。

「王様の耳はロバの耳」と。

すると地面から葦が生えてきて風にたなびきながら
「王様の耳はロバの耳、王様の耳はロバの耳」
とはばかることなく連呼w

職務上知りえた秘密をTwitterとかで漏らして炎上するのに似てるwうん俺も気を付けようw


ほどなく王様の耳の秘密は国中に知れ渡り、激おこぷんぷん丸な王様に前に床屋は引っ立てられることになる。

そして怒りに任せて床屋をぶっ殺そうとしたミダス王だが、ふと自分も神に逆らったのに命は助けてもらったことを思い出し、床屋を許すことにしたのだった。

そしたらここでアポロン登場。
よくぞ改心したなとかなんとか言ってミダス王の耳を元に戻してあげたとさ。

ギリシャ神話では珍しいパターンな気がするw


〈参考資料〉
フリー百科事典Wikipedia
夢にようこそ
ビブリオ・マニア(蔵書狂) の読書的な日記

〈関連記事〉
【ギリシャ神話】ミダス王【イソップ寓話】
【ギリシャ神話】エリュシクトーン
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【ギリシャ神話】ミダス王【イソップ寓話】

昔々、フリギア(現在のトルコ)の都市ペシヌスにミダスという王様がいた。

653px-Turkey_ancient_region_map_phrygia.gif
フリギア(Wikipediaより引用)


ある日ミダス王は、道端で酔っぱらって寝ていたシレノスなる半人半馬の馬人間を保護して家で介抱してあげた。
実はそのシレノスは酒の神ディオニュソス(ローマ神話ではバッカス)の従者だったので、ディオニュソスはミダス王に感謝し、彼の願い事を何でも聞いてやることにした。

強欲なミダス王が望んだ願い事とは、触れたものを全て黄金に帰る特殊能力だった。
ディオニュソスに力を授けられたミダス王は、さっそくそばに落ちていた小石や木の枝を黄金に変えたりしてご満悦である。

そうやって黄金をたくさんゲットしたところでお腹が空いてきたので一旦帰宅して飯を食うことにした。
召使に準備させた豪勢な食事を口に運んだのだが、なんと食べ物が口に入れた瞬間黄金に変わってしまう。
仕方がないので飲み物を飲むが結果は同じだった。

大変なことになってしまった。
これでは飢えと渇きで死んでしまいます。

ようやく事態の深刻さに気付いたミダス王に、あろうことか彼の幼い娘が駆け寄ってきた。
思わず娘を抱きかかえてしまい、哀れ彼の最愛の娘は黄金の像になってしまった。

200px-Midas_gold2.jpg
(Wikipediaより引用)


そして失意のミダス王が「元に戻してー」と泣いて祈り、ディオニュソスは川に行けば治るよと助言したのだった。
ミダス王は近所のパクトーロス川にて水浴びをすると、その力は川に移り、以後この川では砂金が良く取れるようになったとさ。



ドラえもんの道具で調子に乗って失敗するのび太みたいなやつだ。
こういう特殊能力は任意のものを黄金に変えるとかにしないとな。
しかし娘の安否が気になるwこっちも元に戻ってたらいいんだがw

またこの話には、黄金を愛でたミダス王が太陽光で輝く黄金を見て「太陽のせいで無駄に輝いてもったいねえ」と言ったこと腹を立てた太陽神アポロンのしわざでこうなったというバージョンもある。


〈参考資料〉
フリー百科事典Wikipedia
夢にようこそ
ビブリオ・マニア(蔵書狂) の読書的な日記

〈関連記事〉
【ギリシャ神話】王様の耳はロバの耳【イソップ寓話】
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ギリシャ神話⑤ オルフェウスの冥府行

先日、宮崎駿の『千と千尋の神隠し』を観た。
漫画『ヒカルの碁』の塔矢アキラに激似の男の子ハクや、クトゥルー神話の無貌の神ニャルラトホテプとしか思えない祟り神カオナシが出てくるあの映画である。

この映画の中で印象に残った場面があった。主人公の千尋が変な世界から現実に帰る時に、「決して後ろを振り返るな」と言われているところだ。

これは民話や神話によくあるパターンで「見るなのタブー」と呼ばれており、箱を開けてはいけない『浦島太郎』や『パンドラの箱』、部屋を覗いてはいけない『鶴の恩返し』や『見るなの座敷』などがその類型に当てはまっている。

それらの話の中でも特に、千と千尋と同じ「後ろを振り返ってはならない」系の話をいくつか紹介したいと思う。


オルフェウスという竪琴の名人がいた。
彼はエウリュディケーというニンフ(妖精)と結婚したのだが、新婚早々彼女は毒蛇に噛まれて死んでしまう。何と不運な^^;

オルフェウスとエウリュディケー
オルフェウスとエウリュディケー


オルフェウスは嘆き悲しみ、妻を取り戻すために冥界へ旅立つ決心をする。

冥界に行くためには、まず三途の川を渡らねばならない。ギリシャ神話におけるあの世とこの世を結ぶ三途の川の渡し守はカロンという名で、金を持ってない死者は舟に乗せてくれないケチくさいジジイである。

カロン
カロン(料金が支払えない死者は、現世とあの世の間をさまようことになってしまうらしい。そのため古代ギリシャでは、葬式の際に遺体の口の中に銅貨を入れて弔う風習があった)

カロンはもちろん死んでいない人間もあの世へは連れて行ってくれない。そこでオルフェウスは得意の竪琴を演奏する。その物悲しい旋律はカロンの心を打ち、オルフェウスは特別に三途の川を渡る舟に乗せてもらうことができた。

そうして順調に亡き妻を求める旅路を行くオルフェウスの前に、次なる壁が立ちはだかる。
ギリシャ神話の冥界の入り口には地獄の番犬ケルベロスというモンスターがいて、死んでない者を中には入れてくれない。

ケルベロス
ケルベロス(三つの頭を持つ犬または獅子の化け物。RPGにもよく出てくる)

のこのこと冥界の入り口にやってきたオルフェウスにこの化け物が襲い掛かるのだが、彼は得意の竪琴をかき鳴らして化け物を大人しくさせた。またかよ。
愛する者を喪った彼の奏でる哀切な音色の前には、さすがのケルベロスも戦意を失ったらしい。どうでもいいけど音楽で人を感動させるのって凄いよね。

それから後も幾多の苦難がオルフェウスの行く手を阻むが、彼は全てその竪琴の腕前で解決していく。ワンパターンなので書くのめんどくさす。

そしてようやく彼は冥界の王ハデスの宮殿にたどり着いた。
彼は冥界の支配者であるハデスに妻を返してくれるよう頼み込むけれども、当然ハデスの答えはノー。
業を煮やしたオルフェウスは竪琴を取り出して、会いたい気持ちを奏でた。そればっかりw
これにはさすがのハデスも同情し、ついに妻エウリュディケーを連れて帰る許可をオルフェウスにしぶしぶ与えたのだった。

しかし無条件でという訳ではない。「冥界を抜け出すまでの間、決して後ろを振り返ってはならない」という条件を約束することで、オルフェウスは愛するエウリュディケーと共に現世に帰れることになった。


オルフェウスは妻の手を握って来た道を引き返して行った。行きは悲壮な旅であったが、帰りは願いが成就したので足取りも軽い。

722px-Jean-Baptiste-Camille_Corot_-_OrphC3A9e.jpg

やがて冥界の出口に差し掛かった時、何を思ったのか上手く行き過ぎて調子にでも乗ったのか、あるいはここまで来れば大丈夫と確信したのか、彼は愛しい妻の顔を見ようと後ろを振り返ってしまう。アホかお前は。
振り返ったが最後、哀れエウリュディケーは再び死者の国に引き戻されてしまった。
オルフェウスは激しく後悔したがもう後の祭り。いくら竪琴をかき鳴らしても、もう冥界へは入れてもらえなかったとさ。


参考資料

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』



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