スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。




にほんブログ村 歴史ブログ 世界史へ
にほんブログ村

にほんブログ村 歴史ブログ 神話・伝説へ
にほんブログ村

にほんブログ村 歴史ブログ 歴史学・歴史理論へ
にほんブログ村

全ての戦争を終わらせる戦争

131 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/06(水) 03:00:52.89 ID:cm8ikxaO0

「先輩就活ってなにからやればいいんすかw」
「リクナビってなんすかwスーツとかたけぇからバイトしねえと買えないんすけどww」
「OB訪問とかwおめえも元学生だろマジ何様だよって感じっすよww」

とか話してる後輩たちを見てるとなんていうかこう
一次大戦で何も知らずに西部戦線に赴く連合軍の新兵を
見てるようで複雑な気持ちになる



2ちゃんねる ニュース速報VIP板より転載



これは言い得て妙だ。第一次世界大戦が始まった時、ヨーロッパ各国の民衆は熱狂して大都市の大通りを埋め尽くしたそうだ。
若者たちは名誉とスリルを求め、競って軍に志願し、前線に送られた。家族や恋人たちに「クリスマスまでには帰る」と言い残して。

第一次世界大戦が起きるまでの戦争はいわゆる「制限戦争」で、手軽ですぐ終わり、死傷者も後の戦争に比べると軽微なものだった。適当に騎兵で突撃して、カタがついたら賠償金や領土をもらって手打ち、というのがそれまでの戦争だった。なので当時の人々は世界大戦が始まったとき、これもすぐ終わるものだと楽観視してしまったのだ。

しかしそうはならなかった。戦争は大きく変わったものとなっていた。

機関銃や小銃などの兵器の技術革新と歩兵戦術の発達によって、勝敗の決め手である騎兵の突撃は無力化された。
RPGで例えるとお互い防御力が高すぎて勝負がつかなくなったのだ。(もちろん兵士はバンバン死ぬ。決定打がないということ)

前線の兵士たちは、塹壕にこもって寒さと死の恐怖に震えながら「こんなはずじゃなかった」と悔やんだことだろう。

800px-British_55th_Division_gas_casualties_10_April_1918.jpg


冒頭に掲載した書き込みを読んで、先の見えない就活戦線でもがく大学4年生と、まだ楽観的な気分でいる3年生の温度差を俺も感じることがあるなーと思った。



参考資料

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

マイケル・ハワード著『ヨーロッパ史における戦争』中公文庫
スポンサーサイト




にほんブログ村 歴史ブログ 世界史へ
にほんブログ村

にほんブログ村 歴史ブログ 神話・伝説へ
にほんブログ村

にほんブログ村 歴史ブログ 歴史学・歴史理論へ
にほんブログ村

テーマ : 歴史
ジャンル : 学問・文化・芸術

人類館事件

1903年(明治36年)、第5回内国勧業博覧会なるイベントが大阪で開催された。
その博覧会のパビリオンの中に、現代の感覚で考えるととんでもないものが展示された。
パビリオンの名は「学術人類館」、展示されたものは生きた「人間」であった。

当時の世界は植民地支配を善とする帝国主義華やかりし頃で、文明化できていない国や民族は人間扱いされていなかった。
「近代的」でない生活や社会を営む人々は「遅れた」「劣った」人間であるとされた。

人類館に展示されたのは北海道の先住民であるアイヌ人、日清戦争の結果日本の植民地となった台湾の先住民高砂族、沖縄県民や朝鮮(大韓帝国)、中国(清国)、インド、ジャワ、ベンガル、トルコ、アフリカなどの人々合計32名であった。
彼らは各々の民族衣装を着て生活をするところを見世物にされた。
われわれ日本人で例えると、着物を着てたたみの上でお茶をすすっているところを観客に見せるといった具合だ。

img430c46d9j6l39o1.jpg


このパビリオンに対して当然の如く、見世物にされた国や地域から激しい反発があった。
当たり前だ。ここまではいい。問題はその抗議の中身である。

まず沖縄県の反応から見てみよう。
沖縄出身の知識人太田朝敷(おおた ちょうふ)はこう主張した。
「大日本帝国の一員である我々をアイヌや台湾の土人どもと一緒にするな!」

次に中国(清国)。
「我々はまだ十分に近代化できてないから馬鹿にされるのは仕方ないけど、一応独立国なんだから植民地人と一緒にしないで欲しいな」

差別に抗議する側がもっと弱い者を差別するという構図である。
しかし当時はこうした考え方が当たり前であった。
より弱い者を差別する心理は、何も彼らだけに限った問題ではない。
人類全体の原罪だと私は捉えたい。

この人類館事件は差別について今一度考えさせられる話だと思う。



参考資料

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

狼魔人日記

きじむなぁの森──沖縄の森

リブ・イン・ピース☆9+25



にほんブログ村 歴史ブログ 世界史へ
にほんブログ村

にほんブログ村 歴史ブログ 神話・伝説へ
にほんブログ村

にほんブログ村 歴史ブログ 歴史学・歴史理論へ
にほんブログ村

テーマ : 歴史
ジャンル : 学問・文化・芸術

管理人

げそ

Author:げそ
世界史好きな社会人4年生。更新滞っててすんません。

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
おすすめのもの
アフィです。
うっかり買ってしまったら悪徳管理人の懐が温かくなります。
注意してください。




塩野七生の新刊。


ビザンツ皇女の物語。児童文学だけど大人が読んでも読みごたえがあります。


ビザンツの女たちの様々な生き様。


ビザンツ初学者はまずこれを読んでみて。




地理的要因が世界史に与えた影響とは。




11世紀の北部ヨーロッパを舞台にしたヴァイキング漫画。個人的に今最も熱いです。


マケドニアの知将エウメネスが主人公の漫画。


真・女神転生シリーズ6作目。神話好きにおすすめ。
ブログの更新率
更新率の詳細
リンク
管理人の読書履歴
Powered By ソーシャルライブラリー
FC2カウンター
FC2カウンター
現在の閲覧者数:
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
学問・文化・芸術
748位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
歴史
102位
アクセスランキングを見る>>
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

QRコード
QRコード
RSSリンクの表示
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。