はじめに
当ブログは管理人の趣味である世界史を中心に、関心がある事を適当に書き殴ったものです。
記事の信頼性は低いので注意してね。
なるべく間違いは無くしたいので、不正確な記述を見つけたらコメント欄で知らせて下さい。
それと諸事情によりサブブログもつくりました。
こちらもよろしくです^^
Historia(副)
http://historia-1945.blogspot.jp/

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【遠野物語】寒戸の婆
むかし岩手県上閉伊郡松崎村(現在の遠野市松崎町)の登戸(ノボト)というところで、若い娘が梨の木の下に草履を残して行方知れずとなった。
捜索の甲斐もなく、娘は神隠しにあったのだろうと言われた。
30年ほど経ったある晩。
娘の家に親戚や知人たちが集って宴を開いた時のこと。
そこに一人の老いさばらえた女が訪ねてきた。
なんとその女は自分は30年前に失踪した娘だと名乗ったのだ。
一同、驚愕。
老女は「みんなに会いたくなって帰ってきた。でももう行かなきゃ」と行ってすぐに立ち去ったのだそうな。
何の痕跡も残さず。
その日は風の烈しい日だった。
そのため遠野の人々は風の強い日には「今日は寒戸の婆が帰ってきそうな日だ」というのだそうな。



『遠野物語』の著者柳田邦男は、この話の伝わる地名を「寒戸(サムト)」と書き残しているが実際にはそのような場所はなく、
おそらく登戸のことであろうと言われている。
このエピソードを柳田に伝えた佐々木喜善の集めた話には類話があり、婆はその後も毎年やってきてそのたびに暴風雨を伴うので婆が村に入ってこれないように境界に石塔を建てて結界を張って撃退したというなんとも寂しい話も伝わっている。
しかしこの話、あのヒモロギ先生が書かれているからこのブログで紹介する意義ないんだけど遠野物語でも好きな話なのでポストする。
寒戸の婆|ヒモロギ|note

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捜索の甲斐もなく、娘は神隠しにあったのだろうと言われた。
30年ほど経ったある晩。
娘の家に親戚や知人たちが集って宴を開いた時のこと。
そこに一人の老いさばらえた女が訪ねてきた。
なんとその女は自分は30年前に失踪した娘だと名乗ったのだ。
一同、驚愕。
老女は「みんなに会いたくなって帰ってきた。でももう行かなきゃ」と行ってすぐに立ち去ったのだそうな。
何の痕跡も残さず。
その日は風の烈しい日だった。
そのため遠野の人々は風の強い日には「今日は寒戸の婆が帰ってきそうな日だ」というのだそうな。



『遠野物語』の著者柳田邦男は、この話の伝わる地名を「寒戸(サムト)」と書き残しているが実際にはそのような場所はなく、
おそらく登戸のことであろうと言われている。
このエピソードを柳田に伝えた佐々木喜善の集めた話には類話があり、婆はその後も毎年やってきてそのたびに暴風雨を伴うので婆が村に入ってこれないように境界に石塔を建てて結界を張って撃退したというなんとも寂しい話も伝わっている。
しかしこの話、あのヒモロギ先生が書かれているからこのブログで紹介する意義ないんだけど遠野物語でも好きな話なのでポストする。
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【今昔物語集】罪人処刑係の象の話【天竺部】
「天竺の国王、酔象をもって罪人を殺させる語」(「今昔物語集」巻四・第十八)
今は昔、天竺(インド)に王様がいた。
王様は法律を犯した罪人を処刑するときには、酒を飲ませて酔っぱらった象をけしかけて殺させていた。
この処刑法で生き延びた罪人は一人もおらず、隣国もびびってこの国には手を出さないようにしていた。
ある日のこと、火事で象舎が焼けてしまったので立て直すことになり、象はその間僧房につないでおくこととなった。
その僧房の坊さんは法華経というお経を唱えまくっていて象は一晩このお経を聴いていた。
その結果象は温和な性格になってしまい、翌日処刑のために罪人に対してけしかけられてもこれまでのように人を殺さなくなってしまった。
「象さんが大人しくなってしまったら国内の統制も、隣国に対する抑止力も失ってしまう!どうしよう!」
と王様パニック状態。
そこでとある智臣が「僧房につないでたから慈悲心に目覚めちゃったんじゃね?じゃあ今度は屠殺場につないだらよくね?」とナイスアドバイス。
王様が助言通りにしたらめでたく象さんは慈悲心を失い、元気に罪人を殺しまくる凶暴性を取り戻したとさ。
お経の有効性をアピールするステマエピソード。
屠殺場にいたら心が荒むとするのは現代ではデリケートな問題かも。
Wikiによると象を使った処刑は南アジアから東南アジアで広く行われたっぽい。
あとカルタゴでもそうで、象さんに踏み殺された漢気溢れるローマの執政官の話とか有名だね。
〈参考資料〉
ゾウによる踏み付け - Wikipedia

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